- 2012.04.03
- 関の考え方
経済の器を拡げよう 選択と集中によって
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今、世の中で注目されていること。
無駄遣いの削減。確かに大切。その実施に世間の注目は総て集中している状況だ。これは、車の両輪の一方である。
もう一方に、更に難しい輪がある。
それは、経済の回復である。今、不景気により縮小している労働市場を拡大して失業率を引き下げること。
家計でも同じ。収入を増やし、支出を減らす。両輪がともに稼働して初めて安定をする。
片方だけでは、所詮半分だけの効果なのだ。
経済の活性化。ますます世界中の国々の技術レベルが上がり、競争が激しくなることは避けられない。
そのような中にあって、日本が世界以上のハイレベルの技術を堅持してゆくには、国家としても、今以上の応援をするべきだ。
そうして初めて世界との競争に勝ち抜け、経済を復活させ、失業率の低下を図れるのである。
法人税率の低減や補助金による支援、特区制度の活用など、方法は多岐に渡るが、世界の国々の支援制度は益々充実。
その際、ターゲットを決めて、選択と集中を行うべきである。総花的な支援では、効果は薄れてしまう。
今までは、みんなの顔を立てて、総花的な支援であった。これからは、日本を本当に支えてゆく戦略的な支援を実施してゆくべきだ。
今後の日本が蘇るかどうか。真剣勝負は待ったなしである。